By-Q「辰巳オフィスサポートセンター」では、レーシングマシンが入口に鎮座してお客様をお迎えしています。
2003年式 ヤマハTZ250という、大変高性能なバイクです。
ウィンカーやライトなどが最初から付いていないサーキット走行用ですが、一般の人間でもバイクショップで注文する事ができます。
本来は無地の真っ白な車体ですが、オリジナルカラーに塗装したりレーシングチームに出資する企業のステッカーなどを貼り付けてレース活動を行います。
まるで「走る広告塔」、F1みたいな世界ですね。
2003年にBy-Qがメインスポンサーとなったこのチームは、全日本ロードレース選手権を1年間戦いました。ライダーは 川名佑季さんでした。最新テクノロジーの塊であるレーシングマシンは1年であっという間に陳腐化します。
戦い終えて、オブジェとしてスポンサーの手元にやってきたのです。
今でも少し整備してガソリンを入れれば走るかもしれません。
広告ステッカーの数が多ければ多いほど資金面で恵まれたチーム、ほとんど真っ白なままの車体はライダーやチームが自力で踏ん張っているチームとも見る事ができます。
昨今の経済情勢の中では、スポンサーを探す事が大変厳しいとお聞きします。
四輪のF1でもトヨタやブリヂストンがレース活動を休止すると発表がありました。
バイクは乗り手がいなければ動かないのですが、レース雑誌や会場を訪れるのは優秀なバイカーさん達です。多くの方にBy-Qを知っていただこうとのスポンサー活動でしたが、この年限りでレースのスポンサー活動を休止いたしました。
でもサーキットの熱気と興奮に包まれる雰囲気はBy-Q社員全員が大好きです。いつかはまたレース活動に関わりたいとも思います。
今年のMotoGP GP250クラスでは、日本人ライダーの青山博一選手がワールドチャンピオンになりました。大変な快挙です。おめでとうございます。
これからも日本製オートバイに乗る日本人が世界中で大活躍されるようお祈りいたします。