「ホンダ VTR250」というオートバイです。
バイク便で最も多く使われる車種のひとつで、街中でも多く見かけます。
1998年に発売され、現行モデルは燃料噴射が電子制御式で環境にも優しくなっています。
エンジンの排気量は250cc。MC15Eという形式ですが、初登場は30年近く前の歴史あるエンジンで色々な車種にも使われています。
だから信頼性が高く「こわれないエンジン」として職業ライダーに人気があります。
乗り味の感想です。
1000ccのスーパースポーツ車に普段乗る方は物足りない感があるかも知れません。
エンジンは高回転までスムーズに回りますが、高回転では「力が出てないかな」と感じます。
でも普段は、そこまで回転を上げる必要はあまりありません。
乗り心地はやわらかい優しい感じですが、サスペンションの動きやブレーキの性能、車体の剛性などこれまた「物足りない」と感じる人もいるかも。
でも、低めの速度域ではなんとも面白く、気持ちよく、味のあるオートバイだなー、と感じます。1000ccでは味わえない領域です。
大雨、強風、渋滞、高速道路で遠方へ。色々なシーンで、疲労無く安全にキビキビ、という要求に最も応えてくれるバイクかも知れません。
私たちは仕事で毎日、ときには1日数百キロ走ります。
渋滞の都心も走れば、長野県まで高速道路を走る事もあります。一般のバイカーさん達からよく「仕事でツーリングできてうらやましい」と話し掛けていただく事がありますが、心中は「安全・確実配達」のプレッシャーで長距離ライディングを楽しむ余裕はないのです。
ホンダWEBサイトのVTR250ページにはムービーが流れています。
なんともホッとする、うらやましい表情でモデルさんがライディングしています。「こんな風にオートバイに乗りたいなー」といつも思います
今度の週末。いや、今年の夏休みは北海道をのびのび走ってみたいな。
それでは。
セーフティライド!