北海道なので、食べ物の事は書かねばなりません。
筆者は東京に住むようになってから、ラーメンをあまり食べなくなりましたが、帰省した時は毎日食べに行きます。稚内は人口の割にラーメン店が多いようです。札幌ラーメンではなく、旭川ラーメンの系統だと思います。
濃い醤油味、シンプルな具、太めで黄色いちぢれた麺、表面に薄く浮かぶラード。
見るたび懐かしくてホッとします。右側は塩味。
今どきの流行ラーメンと比べ、シンプルというか素朴な感じです。一番の特徴は、表面のラードかも知れません。寒い地域なので、すぐ冷めないように、という伝統なのだそうです。
味の方は、おいしく頂きました。
ジンギスカンは外せません。
北海道の家庭には必ず中央が盛り上がったジンギスカン鍋があります。そこらでラム(羊)肉は買えるので、思い立ったら手軽にぱっぱと始められます。この鍋は普通のカルビなどもおいしく焼けるので、一個ぐらい持っていても良いかと思います。
小型プロパンボンベとコンロを持つ家庭も多いので、天気がよければ庭にちゃぶ台を置いたり車のトランクに載せて気軽にどこかで、という事も多いです。
ようするにバーベキューですが、筆者が子どもの頃は学校のキャンプでもなんでも、バーベキューといえばジンギスカンでした。
カルビにビールも最高ですが、道産子としてはジンギスカンにビール、がやっぱりいいなーと思います。
旅ライダーが札幌に立寄った時にはぜひここへ、しかも宿泊場所にバイクを置いて行く事をお勧めします。札幌でサッポロの工場生ビールとジンギスカンは北海道だなー、と実感できます。
「毛ガニ」
観光客価格店でしたが、それでも安いと思います。全部で5ハイ買って帰りました。
カニを買ったその足で、鮨屋で小さな折を握っていただき、実家へ戻りました。
扶養家族が多く質素生活の筆者も「帰省時のこれぐらいはいいかなー」と贅沢させて頂きました。
今年の異常気象は最北の稚内も例外でなく、眠れないほどの暑さ。エアコンなどないので窓全開でカニをむしっていると、それでも北国らしい涼風が入る事があり、北の大地を満喫したお盆でした。
右側の写真は、稚内特産の筆者イチオシつまみです。
大東食品「ポンタラ」。ここのじゃないとだめなんです。
スケトウダラを乾燥させたもので、ハサミで一口大に切って「マヨネーズ」「唐辛子」「醤油」とともに頂きます。個人的にはビールのお伴ベスト1だと思っています。
皮をはいでストーブの上で炙って、という風情もあったのですが、最近ではそのストーブがある家庭は減ってしまっているようです。
以上で「北の大地へ しかもてっぺんへ旅レポ」を完結させていただきます。
長々と失礼いたしました。