北の大地へ しかもてっぺんへ旅レポ 完結編

2010-09-16

北海道なので、食べ物の事は書かねばなりません。

筆者は東京に住むようになってから、ラーメンをあまり食べなくなりましたが、帰省した時は毎日食べに行きます。稚内は人口の割にラーメン店が多いようです。札幌ラーメンではなく、旭川ラーメンの系統だと思います。

今回は「大王本店」へお邪魔しました。

濃い醤油味、シンプルな具、太めで黄色いちぢれた麺、表面に薄く浮かぶラード。
見るたび懐かしくてホッとします。右側は塩味。
今どきの流行ラーメンと比べ、シンプルというか素朴な感じです。一番の特徴は、表面のラードかも知れません。寒い地域なので、すぐ冷めないように、という伝統なのだそうです。

味の方は、おいしく頂きました。

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ジンギスカンは外せません。
北海道の家庭には必ず中央が盛り上がったジンギスカン鍋があります。そこらでラム(羊)肉は買えるので、思い立ったら手軽にぱっぱと始められます。この鍋は普通のカルビなどもおいしく焼けるので、一個ぐらい持っていても良いかと思います。

小型プロパンボンベとコンロを持つ家庭も多いので、天気がよければ庭にちゃぶ台を置いたり車のトランクに載せて気軽にどこかで、という事も多いです。

ようするにバーベキューですが、筆者が子どもの頃は学校のキャンプでもなんでも、バーベキューといえばジンギスカンでした。

カルビにビールも最高ですが、道産子としてはジンギスカンにビール、がやっぱりいいなーと思います。
旅ライダーが札幌に立寄った時にはぜひここへ、しかも宿泊場所にバイクを置いて行く事をお勧めします。札幌でサッポロの工場生ビールとジンギスカンは北海道だなー、と実感できます。

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「毛ガニ」
観光客価格店でしたが、それでも安いと思います。全部で5ハイ買って帰りました。

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カニを買ったその足で、鮨屋で小さな折を握っていただき、実家へ戻りました。
扶養家族が多く質素生活の筆者も「帰省時のこれぐらいはいいかなー」と贅沢させて頂きました。
今年の異常気象は最北の稚内も例外でなく、眠れないほどの暑さ。エアコンなどないので窓全開でカニをむしっていると、それでも北国らしい涼風が入る事があり、北の大地を満喫したお盆でした。

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右側の写真は、稚内特産の筆者イチオシつまみです。
大東食品「ポンタラ」。ここのじゃないとだめなんです。
スケトウダラを乾燥させたもので、ハサミで一口大に切って「マヨネーズ」「唐辛子」「醤油」とともに頂きます。個人的にはビールのお伴ベスト1だと思っています。
皮をはいでストーブの上で炙って、という風情もあったのですが、最近ではそのストーブがある家庭は減ってしまっているようです。

以上で「北の大地へ しかもてっぺんへ旅レポ」を完結させていただきます。
長々と失礼いたしました。

北の大地へ しかもてっぺんへ旅レポ vol.2

2010-09-14

昨日の記事に書いた緊急避難シェルターの追加です。正式には『パーキングシェルター』といい、ここは浜里パーキングシェルターという名称です。よくチャリダー・トホダーが雨宿りしています。

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JR最北端の駅「稚内駅」。くたびれてきた駅舎がそうとうな旅情を誘っています。レールの最終点や記念撮影でおなじみの方も多いのではないでしょうか。80年代バイクブームの頃はこの駅前に夜は無数のバイクが並び、無数のシュラフが軒下に並んでいました。筆者も帰省したくせに、わざわざ駅宿した事もありました。
時代は変わりライダーハウスが増え、テント装備のバイカーが増え、なにより旅ライダーが減ったことで閑散とした駅前広場になってしまいました。
もっと以前、筆者が子どもの頃は「カニ族」が待合室や軒下に寝袋をならべ、どこからかギターと歌声が聞こえてくる、いつも賑やかな駅前でした。

キスリングという横に大きく張り出したリュックとジーンズ姿、国鉄周遊券と時刻表を持つ旅行者たちは、リュックの幅が広すぎて列車通路を横向きで歩かなければ通れないので「カニ」と呼ばれていました。今では国内旅行も減り、車やバイクなどが普及したため、鉄道を使う長距離旅行者は鉄道ファン以外にあまり見かけなくなってしまいました。

当時は離島ブームでもあったので、みなこの終着駅から裏側のフェリー乗り場へ行き、礼文島・利尻島へ渡って行きました。「日本一きちがいの名物ユースホステル」なんてお話もありますが、それはまた次の機会に書かせて頂きます。
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しかし、久しぶりの故郷に驚愕の事態が。

駅前広場が一変し、近代的な建物ができあがっていました。バスターミナルやシネコンなどが入居する駅ビルのようです。稚内は長らく映画館空白時代が続いていたので、地元市民には待望のシネコンなのだそうです。空洞化してしまった中心部を、再開発で活性を図りたい計画のようです。どこの地方都市でも同じ悩みのようです。
しかし旅人の視線で見ればさびしい、複雑な気持ちもありますが、旅行者は基本無責任です。地元が便利になるのは喜ばしいとしなければなりません。でも旅愁たっぷりの旅館やお土産物屋さんが、だいぶ減ってしまいました。
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太平洋戦争中、最北端の駅は稚内駅でなく「稚内桟橋駅」でした。北に数百メートル進むと有名なドーム型防波堤がありますが、列車はそこまで走り貨客船に積みこまれ、樺太(サハリン)の大地へ乗り入れていました。
現在、サハリンへは稚内からフェリーが定期就航し、愛車とともに海を渡るライダーも多いと聞きます。しかし、サハリン航路も廃止の噂があるようです。もっといっぱい旅に出て、応援しなければと決意新たにしました。
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古い写真と切符をいつも手元に大事に置いています。
国鉄がJRになった年、青函連絡船が正式運行最後の年の夏に、愛車とともに津軽海峡を渡った記念品です。まだ私は何も知らない小僧で、青函連絡船が廃止になるなんて事すら知りませんでした。
船でも国鉄なので、乗船券ではなく「切符」でした。昭和62年8月2日、とあります。

昔は良かったなー、などとおっさんのような事を言うつもりはありませんが、もっと日本はオートバイが元気になって各メーカーから選びきれないほどの車種が発売されるようになれば、と心から願います。廃線が続く鉄道もさびしい限りで、私はどうやら「鉄」の素養があるかも知れません。
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続く (がんばります・・・)

北の大地へ しかもてっぺんへ旅レポ vol.1

2010-09-13

編集部代表で、旅レポをアップさせていただきます。
純粋な旅でなく実は筆者の帰省だったりするのですが、お許し下さい。
東京から直線1000km、鹿児島から1800kmの位置にある最北端の街、稚内を旅しました。

北海道は旅行した方ならご存知の通り「オートバイの桃源郷」。
昔ほどではありませんが、夏の北の大地はオートバイ旅行者であふれます。内地と少し違う大陸的な、それでいて旅人に親切な土地だからでしょうか。
今は死語ですが「ミツバチ族」(夏になるとブンブンとやってくる。バイクの大荷物はミツバチのお腹のよう)と呼び、夏の風物詩でした。
帰省の時は必ず東京からオートバイで走っていきましたが今回は無念、airplaneです。

実家で車を借りて近所を久しぶりにドライブしました。
数々のバイク雑誌で企画される「日本の名道ランキング」で圧倒的なトップ、『道道106号線』"日本海オロロンライン"のクライマックス、サロベツ原野のど真ん中です。
写真の場所は地図だとこのあたりでしょうか。google map 北海道サロベツ付近へのリンク

建物はおろか電柱すらない、数キロ続く直線を逃げ水(蜃気楼の一種)だけを追いかけて走ります。何も言葉が出ない、あっけにとられる壮大な風景です。「バイクに乗ってて良かった」と思える道の一つですね。バイクが「離陸」してしまうのではないか、という錯覚に陥ります。
筆者が子どもの頃は狭い砂利道で、冬は通行ができないひどい道でした。
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稚内方向を走ると、左に日本海と利尻富士(利尻島)を望みます。天気が悪い事が多いので、こんな風景を見られるのは幸運なことです。
標高1721mの利尻岳がそのまま島であり、海にニョッキリそびえる風景は「最果てだなー」と感じます。日本アルプス3千メートル級の山々と比べると低い標高ですが、海上の独立峰、北緯45度という高緯度、強い季節風などの要素から、険しさ厳しさはひけをとらない山です。

冬季は、本格的な登山用具で頂上を目指す登山家たちや、ヒマラヤなどへ遠征の訓練をおこなうため山岳のプロがよく訪れるそうです。ひとたび天気が荒れると極地なみの環境に変化し、遭難して死亡事故となる例も少なくないようで、日本で最も厳しい山との説があると聞きます。

この道も夏は牧歌的で雄大、素敵な風景ですが、冬の顔は豹変しブリザード吹き荒れる日が多くなります。このため道路上に緊急避難用のシェルター(カマボコ型のドーム)が設置され、進退きわまった時には車ごと逃げ込むようになっています。
近年、厳冬期のここを北上し、宗谷岬で新年を迎えるバイカーが増えています。ここで生まれ育った筆者にとっては正気の沙汰とは思えませんが、天気が良ければ冬は冬で神秘的な光景に出合う事もあります。
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ロール状の物体は、牧草を乾燥させたものです。1つあたり300kg以上の重さがあります。牧草地は牛を放牧させる目的もあり、冬季間の飼料を栽培する場所でもあります。
牧草地に入り込むのは畑を踏み荒らすのと同じ事、と肝に銘じておきましょう。近年、バイクを乗り入れたりし、バイカーの評判が悪くなっているようです。
ロールはこのまま乾燥させたり、ビニールで包んで発酵させたりし冬季まで保存します。昔はどの農家にも塔状の「サイロ」があり、その中で発酵させましたが、近年はビニール包みにとって代わられサイロもめっきり見かけなくなりました。

この道路と並走するように、JR北海道 宗谷本線のレールがあります。これまた最北端の駅を目指す「鉄」たちには特別な路線です。
少し高台の、利尻を望む地点に差し掛かると列車は徐行運転を始め、乗客たちに最高の風景をプレゼントします。鉄道の世界でも"全国の絶景車窓ベスト10"常連の最果て景色でした。

続く (頑張ります・・・)

海と太陽

2009-12-11
happy02お疲れ様です!
みなさまお元気ですか??

実は先日、会社の研修旅行で、なななななんと、グアムに行ってまいりましたsun
パートナー企業様主催の研修に、By-Qグループの社員が数名参加させていただいたのです。

東京は12月で冬真っ盛り。
そんな中、優雅にも常夏のグアムへひとっ飛びairplane

現地では参加企業様との懇親会や、ゴルフコンペ(ゴルフに参加しない人はほかのオプショナルツアーに参加)や表彰式と、
なかなか忙しくあっという間に時間が過ぎました。
ご参加されている方々は比較的年齢層も高く、
ペーペーの私が普段なかなかお目にかかれるような方たちではなかったため、
お話を伺って勉強になりました。

ちなみに、最終日は終日フリーだったため、レンタカーでグアムの名所めぐり。
キレイな海と、キレイな夕日を見て癒されましたcatfaceshine

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またお仕事がんばりますgood
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